承認欲求とうつは関係があるのでしょうか?

承認欲求という言葉を聞いたことがありますか?実は少なからず誰しも持っている感情のことですが、この承認欲求が強すぎるとうつになりやすい傾向がでてきます。この承認欲求について正しく理解することで、上手に人間関係に対処する助けになれるでしょう。

承認欲求とは

承認欲求とは、なにも悪い感情のことでも特別な人だけが抱える感情なわけでもありません。
誰しも少なからずもっている、他者から認められたいという気持ちのことです。

 

しかしこの承認欲求が強すぎると、社会生活に支障をきたす場合があります。

 

他人の評価ばかりを気にしすぎてしまし、人間関係がギクシャクすることも。

 

実は承認欲求の強すぎる人は、他人から認めてもらいたいという気持ちが強いにも関わらず、褒められてもそれを素直に受け入れることのできない人が多いです。努力家なのにそれを褒めても、否定ばかりする。それでも常に他人の評価を求める。

 

もしかすると一人や二人、職場や身近な人に当てはまりませんか。なぜ承認欲求が強まるとこのような現象になるかというと、根本で自分自身を正しく評価できていないことにあります。

 

他者からの評価を求めてはいても、実は自分自身が内面の自分を認めてあげれていないということが多いのです。

強すぎる承認欲求はうつの傾向も?

承認欲求には二種類の視点が関係してきます。

 

他者から認められること(他者承認)と、自分で自分を認めること(自己承認)です。

 

どちらがより大切かわかりますか?そうです。後者の自己承認のほうです。強すぎる承認欲求というのはどれだけの他者承認が得られても、満たされることはありません。なぜなら内側の自分が認めていないので受け入れることができないのです。

 

では自己承認の欠けたままでいるとどうなるでしょうか。いつまでたっても満たされることがないため、欲求不満になります。

 

上司や同僚が自分を正当に評価してくれていないと思えてイライラしたり、自己嫌悪を感じてしまいます。それが悪化すると自分なんて必要ないといううつ特有の負の循環に陥りがちです。会社でのプロジェクトが成功したとしても自分の貢献度が少ないと感じると、失敗したかのような感情になります。

周りの人のできる承認欲求を満たす方法

他者からの承認が不要なわけではありません。他者評価と自己評価のバランスが大事なのです。なので、承認欲求を満たしてあげるには自分で自分のことを認めてあげる必要があります。言葉でいうのは簡単ですが、実際に行うには常に意識する努力が必要です。

 

 

そのためには他者評価と自己評価を関連付けることが助けになります。

 

もしも身近に当てはまる人がいるなら、自分はあなたのこういうところはとても素敵だと思う、もしくは尊敬しているとポイントを絞って伝えてあげましょう。本人が自分では気づいていない良い点を具体的に言葉にしてあげるのです。

 

それから、もしも自分自身が承認欲求が強いなと思う場合は、他の人を認めてあげる練習をしましょう。

 

承認欲求の強い人は往々にして他人に対しても厳しい場合があります。
ですからそこから少しづつ変えてみるのです。そうすると不思議と自分自身に対しても肯定的な見方が出来るようになります。

 

承認欲求の低い人はこんな特徴が

では、どんな人であれば承認欲求の低い人といえるのでしょうか?

 

これまで承認欲求の高い人の特徴とその対応の仕方について述べてきましたが、
ここでは逆の承認欲求の低い人の特徴についてあげてみます。周りの人や自分がどれだけ当てはまるか参考にしてみてください。

 

・自分に対して自信がある/仕事や家庭において満足感を感じている/一人でいることを苦に思わない/人を適度に評価できる/自分に対して寛容
などの特徴があります。仕事の成果や他者の評価などまわりの環境に左右されない安定感があります。

 

このような特徴の当てはまる人は承認欲求が低いといえます。

 

なぜなら、承認欲求の強い人が他者からの承認によって自分の価値や存在意義を見出すのに対し、承認欲求が低い人はすでに自分の中で自分の価値を認められている(=自己承認)ために、過度に他者からの承認を必要としないのです。いわば精神的に自立している状態ともいえます。どちらにしても、他者もしくは自己の承認がこころのバランスに大きく影響しているという事がいえますね。